うさぎ梅毒「トレポネーマ」とは、うさぎ同士で伝染する感染症のひとつです。

まつごろう王国のうさぎも梅毒「トレポネーマ」に感染していたことがあるんです。

生後4か月ごろに体の異変を感じて病院に行ったら「うさぎ梅毒」だって診断されたんだよ。
きなこを飼い始めてすぐに様子がおかしくなり病院へ連れて行くと、うさぎ梅毒「トレポネーマ」に感染していることが判明。
うさぎの梅毒は、陰部や口・鼻などに発赤・ただれ・イボなどの皮膚症状が出る病気です。
感染力は非常に強く、うさぎ同士が触れただけでも感染してしまいます。
きなこの場合は、おそらく母うさぎから感染したのではないか?とのことでした。
それから約2カ月もの長い長い闘病生活が始まったのです…。
本記事では、我が家のウサギが梅毒「トレポネーマ」に感染したときの経験を踏まえて、うさぎ梅毒「トレポネーマ」の症状・対処法をご紹介します。
- うさぎの感染症について知りたい
- うさぎの梅毒って何?どんな症状?
- うさぎの梅毒にかかった際に注意した方が良いことは何?
うさぎの梅毒「トレポネーマ」とは?
まずは、うさぎの梅毒「トレポネーマ」の感染経路や症状について解説していきます。
うさぎ梅毒「トレポネーマ」とは
トレポネーマとは、うさぎ同士で伝染する感染症です。
症状が人間の梅毒と似ているため、「うさぎ梅毒」とも呼ばれています。
感染力が非常に強く、うさぎを多頭飼いしている場合は特に注意が必要な感染症です。
ちなみに「人間の梅毒」と「うさぎの梅毒」は、そもそもの原因菌が異なるため、人間への感染の心配はありません。

うさぎ梅毒の感染経路
感染経路は、一般的には交尾によってうさぎからうさぎへと感染すると言われています。
ですが、感染力が非常に強いため、うさぎ同士が直接接触するだけでも感染してしまうというのも特徴の一つです。
うさぎ同士が鼻と鼻をくっつける「鼻ツン」をするだけでも感染してしまいます。

きなこは母ちゃんから感染したんだろうな…。兄弟たちは大丈夫だったかな…。
また、感染しても症状が出ないウサギもいるため、気づかないうちに梅毒に感染していた…なんてことも少なくありません。
他のウサギと触れ合う時は要注意ですね。
<参考>
なんだその足😂
前にも書いたこたとあるけど、
鼻ツン(チュー)は要注意だよ。うさぎ梅毒(ポレトネーマ症)感染や、
ケンカで怪我の心配もあるよ。梅毒は移っても、症状出るのは免疫が落ちたりしたときだったりで、
すぐに出ないけど、キャリアなこともあるよ。お友達に会う時も要注意だよ〜>RT pic.twitter.com/8ijF3YCZFZ
— mari (@919×178) April 29, 2019
うさぎ梅毒の主な症状
うさぎ梅毒「トレポネーマ」の主な症状は、陰部の炎症、口・鼻の炎症です。
陰部や口・鼻の発赤、ただれ、かさぶた、イボなどが見られます。
主な症状は皮膚症状で、全身状態が悪化する病気ではないと言われてはいますが、メスのうさぎでは流産や不妊などの症状が見られることがあります。

きなこの場合は、鼻周辺の症状が強くて辛そうでした…。
鼻水がひどく、常に鼻周辺がグジュグジュで痛々しいお顔…。
頻繁にクシャミもしており、とても辛そうだったことを覚えています。

闘病中には鼻にイボもできたんだよ。きなこのカッコイイ顔が台無しだ。
<参考>
病院帰り
2度目のうさぎ梅毒
お薬がとても苦いらしく
毎回飲ませるのに一苦労(^^; pic.twitter.com/BBda7zctkk— 暮覇 (@kureha1029ch) September 17, 2019
うさぎ梅毒「トレポネーマ」に感染してしまったらどうすればいいの?
うさぎ梅毒に感染した場合の対処法を、我が家での経験も踏まえて解説します。
うさぎ梅毒に感染した時の対処法
上記で解説した「うさぎ梅毒」のような症状が見られたら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。
また、うさぎを多頭飼いしている場合は、二次感染(別の元気なうさぎに感染してしまうこと)を防ぐために、トレポネーマのうさぎを隔離する必要があります。

きなこがトレポネーマに感染していることが分かった時は、すぐにきなこのゲージを別の部屋に移動して完全に隔離しました。

うさぎ梅毒の主な治療方法
トレポネーマの治療では、抗菌剤の投薬を行います。
ですが、トレポネーマは完治が難しく、再発することが多い病気です。
症状が消失してからも、しばらく投薬を続けることで再発を防止していきます。

我が家の場合は、1ヶ月薬を飲み続けた後に薬を止めたら再発してしまったので、さらにもう1ヶ月病院に通うことになったんです…。
トレポネーマの治療は、隔離徹底と根気強く薬を飲ませ続けることが大切!
うさぎも飼い主も忍耐が必要な病気なんです…。
<参考>
りぼんちゃん❣️またもうさぎ梅毒再発💦実家に預けて帰ってきた時に、目の周りが真っ赤でおかしいなと思っていて、口周りを見てみたら、口わきがハゲていて、黄色いふけのようなカサブタのようなのが‥今度は2ヶ月薬を飲む予定です💦まずは1ヶ月分をもらってきました❣️頑張って飲ませないと❕ pic.twitter.com/OpPWIjwxnf
— Usagi Ohana Channel official (@UsagiOhana) September 1, 2018
うさぎの薬の飲ませ方
我が家のかかりつけの動物病院で処方されたトレポネーマの薬は大きな錠剤(抗菌剤)でした。
錠剤をそのままボリボリ食べてくれるうさぎさんなら何も問題はありません。
我が家で、いろいろな方法を試した結果、錠剤を砕いて粉薬にしたものを、きなこの大好物の大葉で包んであげると美味しそうに食べてくれました。



うさぎを多頭飼いしている時に梅毒のウサギがいたらどうしたら良い?
トレポネーマに感染したうさぎ以外に、別のうさぎも同じ家で飼っている場合(うさぎの多頭飼い)の注意点をまとめました。
- 感染力が強いため、二次感染(別の元気なうさぎに感染してしまうこと)に注意する
- トレポネーマのうさぎと元気なうさぎが接触することを防ぐ(鼻と鼻をくっつける「鼻ツン」でも感染してしまう)
- トレポネーマのうさぎが使ったものを洗わずにそのまま元気なうさぎにも使わないようにする
- トレポネーマのうさぎの食べかけの食べ物を元気なうさぎに与えない
- トレポネーマのうさぎを触った後は、必ず手を清潔に洗う
我が家でも上記の注意点を徹底して、別のウサギとは絶対に触れ合わせないようにしていました。
そのおかげか、もう1羽のウサギには梅毒の症状が出ることはなく、元気に過ごすことができました。
うさぎの多頭飼いをしている家庭は特に注意をしてあげてくださいね。


うさぎ梅毒「トレポネーマ」|まとめ
- トレポネーマは陰部や口・鼻などの皮膚に症状が出る「うさぎ梅毒」という感染症
- 感染力が高いため、うさぎを多頭飼いしている場合は細心の注意を!
- 投薬は症状が治まっても止めてはいけない!再発する恐れがある!
- 薬を嫌がる子には強制給仕を。普段から練習しておくと〇
トレポネーマは一度かかると本当に厄介です。
治った!と思っても、しばらく経つと症状が出てきて再度通院することになり、結局完治まで2ヶ月ほどかかってしまいました。
根気強く薬を毎日飲ませ続けることがとっても大事!
我が家のようにうさぎを多頭飼いしている場合は、二次感染を防ぐためにさらに用心してあげてくださいね。

うさぎ梅毒「トレポネーマ」に感染しても、根気強く頑張れば元気になれるからね。
わたしは今までに我が家のウサギたちに様々なものを貢いできました。
その中でも特に気に入ってもらえた!便利だった!買って良かった!うさぎグッズを厳選してご紹介しています。


最後までお読み頂き、ありがとうございました!!