うさぎが食べてはいけない異物を誤って飲み込んでしまった!
そんな経験はありませんか?
実は、まつごろう王国でも飼いウサギが異物を誤飲してしまい、大変な経験をしたことがあります。
ケージのすのこの下にペットシーツを敷いて糞や食べかすなどの汚れをキャッチしているのですが、ケージ下からはみ出ていたペットシーツを齧って飲み込んでしまったんです。

完全に飼育係である私のミス!…とても焦りました。
うさぎが異物を誤食・誤飲してしまうことは、飼いうさぎの中で最も多い事故です。
うさぎがペットシーツのような異物を食べてしまったら、迷わずすぐにうさぎの診察ができる動物病院へ連絡して指示をもらってください。
うさぎの誤飲は、本当に危険!緊急事態なんです!
場合によっては、死に至るケースも…。
実際に友人が昔飼っていたうさぎは、ペットシーツを食べたことで「腸閉塞」が起こり、亡くなってしまったそうです。
大切な家族の命を守ることができるのも、危険にさらしてしまうのも飼い主次第です。

幸い、何事もなく無事だったよ。誤飲を防止するには飼育環境に気を配ることだけ。

何事もなくて本当に良かった!…とても反省しています。
ということで、本記事では、うさぎが誤飲してしまった時の危険性と対処法を詳しく解説していきます。
- うさぎが誤飲した時の対処法を知りたい人
- うさぎが大好きな人
- うさぎに長生きしてほしい人
うさぎの誤飲は、なぜ危険なのか?

うさぎの誤飲(異物を食べること)は、なぜ危険なのでしょうか?
- うさぎは嘔吐ができないので吐き出せない
- うさぎのお腹の中で異物が膨張して詰まる
- 異物が詰まり、腸閉塞になる

うさぎの誤飲は、場合によっては手術が必要になったり、死亡につながったりしてしまうほど危険なんだよ!
危険な理由①|うさぎは嘔吐ができない
うさぎは体の構造上、人や犬・猫のように嘔吐することができません。
異物を誤飲してしまった際は、嘔吐して異物を吐き出すということができないのです。
そのため、異物を誤食・誤飲してしまった場合は、糞と一緒に出てくるのを待つしかありません。

運よく糞と一緒に出てきてくれたら良いんだけどね。
危険な理由②|異物がお腹の中で膨張する危険性がある
うさぎがペットシーツを誤飲してしまったときは特に危険!
ペットシーツには、水分を吸収するために吸水ポリマーなどの吸水剤が含まれています。
この吸水剤を大量に飲み込んでしまうと、お腹の中の水分を吸って膨張して詰まってしまう危険性があります。

ペットシートのビニールも詰まりやすいから危険だよ。
危険な理由③|腸閉塞の危険性
異物が胃腸内で詰まると「腸閉塞」が起こります。
うさぎは毛繕いをして消化管内に毛玉が溜まったり、異物を誤って食べてしまっても、嘔吐が出来ません。そのため、毛玉や異物が消化管を閉塞させてしまうことがあります。悪化すると消化管内にガスが溜まり、うさぎは衰弱してしまいます。腸閉塞がみられると死亡するケースが多くなります。
うさぎの診療|ナチュラ動物病院
腸閉塞が起こると、胃腸の動きが悪くなり排泄・食事ができなくなります。
うさぎの腸閉塞は非常に危険なんです!
実は、我が家のウサギ「もち男」も腸閉塞を起こしたことがあるんです…。
その時は、すぐに病院で診てもらい、1週間以上通院して投薬と強制給仕を行いました。

幸い、手術をしなくても元気になれたよ!
詳しくはコチラ



うさぎが誤飲してしまった時の対処法
うさぎが誤飲してしまったら、迷わずすぐにうさぎを診察できる動物病院へ連絡しましょう。
もしも夜間や診療時間外だった場合、元気や食欲、排便があれば、様子を見て診療時間になったらすぐに診てもらえるようにしておきましょう。
元気がない、排便や食欲がない場合は夜間救急で診てもらわないと危険なケースも考えられます。

うさぎの誤食・誤飲は、命を危険を伴う緊急事態なんだよ!
我が家のうさぎがペットシーツを食べてしまった時は、担当の獣医師から以下のことをやるように言われました。
※うさぎの状態によっては、以下の行為が危険な場合もあります。必ず獣医師の指示をもらいましょう。
- 水分を積極的にとらせる
- 自力で飲まない時は、注射器などで直接入れてあげる
- 野菜を多めに食べさせる
- お腹を優しくマッサージしてあげる
水分をたくさん摂取することで、食べてしまった異物を糞と一緒に排出するように促します。
内服薬を処方してくれる場合もあります。


うさぎの誤飲を防ぐには…
うさぎの誤食・誤飲を防ぐには、飼育環境を整えることが重要です。
うさぎが食べてはいけないものに触れないよう、飼い主がしっかりと気を付けてあげる他に方法はありません。

気を付けていたんだけど、“ついうっかり”ペットシーツを見逃しちゃったの。
飼い主の「ついうっかり」で、ペットは死の危険に晒されます!
「このくらい大丈夫だろう」
「ちょっと誤飲したくらい平気だろう」

そんな考えは危険です!特にウサギのような小動物は、ちょっとしたことですぐに重篤な状態になってしまうんだよ…。
ペットシーツの場合は、敷いているトレーから、はみ出ないように4辺を内側に折り込むだけで誤食・誤飲を防ぐことができます。
ペットシーツ以外にも、以下の物には特に気を付けて飼育環境を整えてあげましょう。
- 電気コード
- ビニール(エサの袋など)
- 絨毯・マット
- 壁紙
- 糸くず・ホコリ
- 観葉植物など食べてはいけない植物
- ティッシュ

うさぎの誤飲は死亡の危険性大!|まとめ
本記事では、うさぎの誤飲した(異物を食べてしまった)時の危険性と対処法について解説しました。
うさぎが異物を誤飲してしまったら、迷わずすぐに動物病院へ連絡して指示をもらいましょう。
うさぎの誤飲は、大変危険です。
「おかしいな」と感じたら、すぐに獣医師へ相談することをおすすめします。
飼い主の「ついうっかり」で、大切な家族の命を危険にさらすことのないよう気を付けないといけないですね。
わたしは今までに我が家のウサギたちに様々なものを貢いできました。
その中でも特に気に入ってもらえた!便利だった!買って良かった!うさぎグッズを厳選してご紹介しています。


最後までお読み頂き、ありがとうございました!!