- 犬とウサギは一緒に飼える?
- 多頭飼いの経験談が知りたい!

どうも!犬・ウサギと同居している「まつごろう」です。
我が家では犬1頭+ウサギ2羽が同居しています。(猫も2匹いますw)
犬とウサギどっちも飼っていると毎日楽しいし、本当に可愛くて癒されます。

我が家の犬とウサギは「とても仲良し」とは言えないですが、お互いに良い距離感を保ちつつ、喧嘩することなく過ごせています。
ですが、犬とウサギは捕食者と捕食される側の関係。
多頭飼いをする前に、仲良くなれないケースの方が多いということを知っておかなければなりません。
それでも一緒に飼いたい場合は、最初が重要です!
ストレスに弱くて環境の変化に敏感なウサギを守ることを最優先に考えて、焦らずじっくりと待つことで一緒に遊ばせられる日が来るかもしれません。
本記事では犬とウサギの多頭飼いにおける注意点と、我が家の経験談から仲良くさせる方法についてご紹介します。
犬とウサギを一緒に飼う時の注意点

まず、犬とウサギを一緒に飼う際、最低限注意しておかないといけないことは以下の4つです。
- 部屋を分ける
- 犬のしつけをしておく
- 最初が肝心!焦らずじっくりと引き合わせる
- どんなに気を付けても相性が悪い可能性はある

それぞれ詳しく解説するね。
部屋を分ける
まず、同じ家で犬とウサギの多頭飼いをする際は必ず部屋を分けましょう。
逆に言うと、部屋数が少ないなどの理由で部屋を分けられない場合、多頭飼いは諦めるべきです。
うさぎは本来、肉食動物に食べられる側の被捕食者。
そして犬は捕食する側の動物です。
食べることはなくても、好奇心の強い犬はウサギをオモチャにして遊ぶこともあります。
そんな両者をいきなり一つの部屋で引き合わせ、生活させるのは大変危険。
犬の存在がウサギにとってどれほどストレスかは、計り知れません。

犬とウサギを一緒に飼うなら、力が弱く環境の変化に敏感なウサギを守ることを第一に考えよう!
うさぎはストレスに非常に弱い生き物です。
環境が少し変わるだけでもエサを食べなくなり、命に関わる状態になってしまうことも…。
じっくりと時間をかけて、犬とウサギがお互いの存在に慣れ、落ち着いて過ごせるようになるまでは生活空間は完全に分ける必要があります。
また、部屋を用意しておけば、片方がノミ・ダニや感染症などを患った際でも隔離ができるので安全です。

多頭飼いを始める前に、動物1匹につき1部屋用意できる環境を整えておくことはとても大切だよ!!
犬のしつけを充分にしておく
次に、犬とウサギを引き合わせる前に、犬のしつけをしっかりと行っておくことも大切です。
特に子犬の場合は、好奇心からワンワンと大きな声で吠えたり、力の加減がわからないことでウサギに怪我を負わせたりと危険です。
また、ウサギは小さな体ながら縄張り意識が非常に強く、意外と気性が荒い子が多いので喧嘩に発展すると本当に大変…。

「待て」「おすわり」など、犬の行動を抑制できる基本的な指示を覚えさせてからウサギの前に連れて行くようにしましょう。
【関連】【うさぎと相性の良い犬種】一緒に飼うなら狩猟犬はダメ?!
最初が肝心!焦らずじっくりと引き合わせる
「別々に過ごせる部屋を用意する」「犬のしつけをしておく」の準備が整ったら、犬とウサギの初対面の準備をします。
「早く仲良くなってもらいたい」という人間の勝手な想いから、飼い始めてすぐに両者を引き合わせてしまうのは絶対にダメ!
犬が先住でウサギが後から家にやって来る、ウサギが先で犬が後、子犬から…、子ウサギから…メス・オス…など、どちらのパターンでも大事なことは一緒です。
焦らずにじっくりと環境に慣れてくれるのを待つこと。
最初は両者のニオイの付いたタオルやぬいぐるみなどを嗅がせて、存在を知らせるところから、徐々に引き合わせる準備をしていきます。

早く仲良しなところを見たいのは分かるけど、多頭飼いは最初が肝心!
焦って恐怖を与えてしまうと、特にウサギはストレスで体調を崩しやすいから要注意だよ。
どんなに気を付けても相性が悪い可能性はある
「しっかりと準備を整えて、少しずつ犬とウサギを慣れさせたのに仲良しになれない…」

こればかりは仕方ないことだよ。人間同士でも生理的に無理な人っているもんね…。
どんなに気を付けて時間をかけて引き合わせても、相性が悪くて仲良くなれない可能性はあります。
むしろ、犬とウサギは仲良くなれないケースの方が多いです。
異なる種類の動物で、捕食する側と捕食される側ですからね。
ですから、犬とウサギを一緒に飼う前に、万が一相性が悪くてもどちらも愛する大切な家族として責任を持って育てる覚悟をしておきましょう!
【我が家の経験談】犬とウサギ多頭飼いで仲良くさせた方法


ここからは、我が家の犬とウサギたちがどのようにして仲良くなれたのかについて紹介するね。
我が家は、もともとウサギ2羽の多頭飼いをしていました。
【関連】うさぎの多頭飼いは激しい喧嘩に要注意!オススメできない4つの理由
ウサギが先住で、あとから子犬を向かい入れたパターンです。
今は「とても仲良し」とは言えませんが、柵越しに鼻ツンやお尻のニオイを嗅ぐなどして良い距離感を保って、両者とも穏やかに過ごしています。
我が家の「犬とウサギの多頭飼い」初日から今に至るまでをお話します。
子犬を迎え入れた初日~1ヶ月
子犬を迎え入れた初日から約1ヶ月間は、完全に別々の部屋で過ごしました。
存在は見えなくてもニオイや鳴き声は聞こえていたでしょうから、お互いに意識はしていたとは思います。
両者のニオイを付けたタオルやぬいぐるみを嗅がせて、少しずつ慣れさせていきました。
初めての対面
初めての対面は、ウサギをゲージに入れたまま、犬はリードを着けて4~5分だけ引き合わせるようにしました。
お互い興味深々といった感じで、柵越しに鼻と鼻を合わせたりニオイを嗅いだりしていて可愛かったです。
毎日少しずつ時間を伸ばしていき、犬がウサギの前でリード無しでも落ち着いていられるようになったので、柵越しにお互いをフリーにしてみました。
犬が吠えたり走り回ったりしても、ウサギの方は興味なしといった様子でゴロゴロ寝て過ごせるまで慣れてくれたので次のステップへ…。

柵越しでも、お互いが慣れてきたら触れ合わせてみる
柵越しでの対面に慣れたところで、柵をなくして同じスペースで触れ合わせてみることにしました。
いきなり両者をフリーにするのは危険なので、犬はリードを着けて、ウサギはいつでも逃げられるように小屋を開け放して挑戦。
これを何度か行い、犬はリードを着けていると落ち着いて過ごせていたのですが、リードを外してみるとウサギに飛び掛かってしまうように…。
好奇心が勝ってしまい、ウサギと遊びたくて仕方なかったようです。
我が家はココで断念することにしました。

もっと根気強く犬とウサギを触れ合わせていたら、もしかしたらもう少し仲良くなれていたかもしれません。
ですが、これ以上ウサギたちに負担をかけたくなかったので、仲良し作戦は中止にしました。
そのおかげか、今でも柵越しでお互い自由気ままに過ごしています。

当初夢見ていた犬とウサギがラブラブ仲良し~な姿は見られなかったけど、時間をかけて根気よく慣れさせることで同じ部屋で遊ばせることができるようになったよ!
犬とウサギ多頭飼いの注意点と仲良くさせる方法|まとめ
本記事では犬とウサギの多頭飼いにおける注意点と、我が家の経験談から仲良くさせる方法についてご紹介しました。
犬とウサギの多頭飼いは、ストレスに弱くて環境の変化に敏感なウサギを守ることを最優先に、下記の4つのことに注意しましょう。
- 部屋を分ける
- 犬のしつけをしておく
- 最初が肝心!焦らずじっくりと引き合わせる
- 相性が悪いケースの方が多いことを覚悟しておく

最初の頃はウサギにストレスを与えないように気をつかって大変だったけど、今は毎日本当に楽しいよ~!!