- 猫だけで寝させるのは寂しそうと思っている人
- 猫と一緒に寝たいと願っている人
- 猫と一緒に寝るときの病気や怪我のリスクを知りたい人
愛猫家のみなさんは、猫と一緒に寝ることについてどうお考えですか?
「猫1匹だけで寝させるのは寂しそう。かわいそう。」
「かわいい猫たちと寝るときも一緒に過ごしたい。」
…わかります。「猫と一緒に寝る」って、最高の幸せですよね~。

猫と一緒に寝るのは、病気や潰す可能性があるから大変危険な行為なんだよ。
「猫と一緒に寝るのが幸せ」というのは、人間の身勝手な考え。
ペットとの添い寝は、病気や怪我など多くの危険性が潜んでいます。
本記事では、猫と一緒に寝ない方がいい!病気や潰す危険性とその対処法について解説します。
猫と一緒に寝ない方がいい!病気や潰す危険性
猫と一緒に寝る行為には危険がたくさん潜んでいます。
猫と人間が一緒に寝るのが危険な理由は以下の通り。
- 理由その1|感染症・病気の危険性
- 理由その2|踏み潰す危険性
- 理由その3|睡眠リズムの違い
- 理由その4|ペットホテルに預けることができなくなる
- 理由その5|災害時にペットと避難所生活ができなくなる

詳しく解説するね。
感染症・病気の危険性
「人畜共通感染症」という言葉はご存知でしょうか?
動物から人間にうつる感染症のことを総称して、「人畜共通感染症」と呼びます。
ペットを可愛がり過ぎるあまり、一緒に寝たり、口移しで食べ物を与えたりすることで、ペットの病気に人間がかかってしまうケースが増えています。動物から人間にうつる感染症を「人畜共通感染症」と言い、日本国内で発症するものは約50種類程度あります。健康な人の場合、感染してもほとんど発病することはありませんが、子供や高齢者、病中・病後の人など、体力が衰えて免疫力の低下している人は注意が必要です。
ペットから感染する病気
猫と一緒に寝ることで、動物から人間にうつる感染症のリスクが高まります。

人間が風邪を引いている時など体が弱っているときに感染しやすいから気を付けないといけないね。
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踏み潰す危険性
猫は、飼い主である人間よりも小さい生き物ですよね。
猫と一緒に寝ることで、人間が寝返りをうつ際に、小さな猫の体が人間の体の下敷きになってしまう危険性があります。
「このくらい大丈夫だろう」と思っていても、後から大きな怪我に発展することもあるのです。

人間が朝起きたら、猫が骨折や脱臼していたなんてことが起きてしまうんだよ。
寝相が悪いという自覚のある人は、猫と一緒に寝るのはすぐにやめた方が良いですね。

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睡眠リズムの違い
猫や犬などのペットは、人間の睡眠リズムと似ているようで異なります。
特に猫は、深夜や明け方に活動的になる動物。
猫と一緒に寝ることで、人間が睡眠不足になってしまうケースがあるのです。

わたしも猫・犬たちと一緒に寝るようになってから、夜中に何度も目が覚めるようになったよ…。
夜中にケンカしたり、トイレに行ったり、大運動会が突然始まったり…。
猫と一緒に寝ると、長時間ぐっすり熟睡することは難しくなりますよね。
遅くまでブログ書いて君たちのご飯代稼ごうとしてるんだよ。
もう少し気を遣ってくれても良いと思う。 pic.twitter.com/V2iPn94cWf— まつごろう王国 | 犬猫うさぎブロガー (@matsugorookoku) September 29, 2019
寝る場所も奪われるから、毎朝体が痛いです。
ペットホテルに預けることができなくなる
ペットホテルのほとんどは、昼間は店員がお世話をし、夜間はペットショップに動物だけですごすというパターンが多いようです。
愛猫が「夜は人間と一緒に寝る」ということが習慣になってしまうと、ペットホテルに預ける際に大変なストレスをかかえることになります。
夜間は環境の違いにさみしくて辛くて、全く眠れないかもしれません。
信頼できる家族や知人の家に預けて添い寝してもらうことができれば問題ないのですが…

ペットが病気や怪我をして動物病院に入院しないといけないケースだってあるんだよ。いくら優しい獣医さんでも、添い寝はしてくれないから…。
病院の狭いゲージの中で過ごさないといけないことで、ストレスからさらに体調が悪くなってしまうかもしれません。
日頃からケージで寝る練習をしておくことが大切ですね。
災害時にペットと避難所生活ができなくなる
ペットと一緒に寝るのがダメといえる最大の理由は、災害に遭遇してしまった場合に居場所がなくなるということです。
まつごろう王国のある広島県は、2018年に「平成30年7月豪雨」という大きな災害がありました。

当時も、ペットとの避難の問題がニュースによく取り上げられていました。
もしも、ペットと被災して避難所で過ごすことになってしまったら…。
避難所で過ごす人の中には、アレルギーの人もいるかもしれません。
猫は狭くて暗いゲージで過ごさないといけないことになるかもしれません。
人間と一緒に寝ることが習慣化してしまっている猫や犬には、避難所での生活は大きなストレスとなってしまいます。
普段からケージで寝る習慣が身についていたら、もしもの時でもパニックにならずに済むでしょうね。

すでに猫と一緒に寝ることが習慣になっている場合はどうすればいいのか?
猫と一緒に寝ることは危険な行為です。
これから猫をお迎えしようと考えている方、最近猫を飼い始めた方は、別々で寝ることを強くおすすめします。
では、我が家のように「すでに猫と一緒に寝ることが習慣化している家族」はどうすれば良いのでしょうか?
まずは以下のことから始めてみましょう。
- 猫の寝る場所を作って、しつけてみる
- 日頃からゲージやキャリーですごす訓練をしておく
猫の寝る場所を作って、しつけてみる
猫にしつけは難しいかもしれまでんが、寝る場所を飼い主の足元に限定させるように促してみましょう。
最初はいつもの場所(飼い主の枕元や布団の中)で寝てしまうかもしれません。
根気強く足元で寝るように誘導してみてください。
人間とくっついて寝るのではなく、少し離れたスペースを用意することで、踏み潰してしまう事態を防ぐことができます。
また、人間の口元に猫が寝ないようにすることで、感染症もある程度は防ぐことができるかもしれませんね。
この場合、大きめの布団やベッドを用意すると、より安心して眠ることができますよ。

日頃から猫がケージやキャリーですごせるように訓練しておく
普段人間と一緒に寝ているペ猫を、急にケージやキャリーケースに入れて寝させようとするのは強いストレスにつながるため危険です。
日頃から少しずつ慣らしていくようにすることが大切。
もしもの時の備えをしっかりと準備しておきましょうね。

まずは短時間から始めてみよう!

猫と一緒に寝ない方がいい!病気や潰す危険性|まとめ
猫と一緒に寝るのは、猫にとっても人間にとってもよくないことばかりです。
ペットとの添い寝は、感染症や怪我の危険性、災害時の弊害など、さまざまなリスクが潜んでいます。
…ですが、いつかはお別れが来る愛猫。
飼い主よりも命の短い愛猫や愛犬…。
少しでも長く時間を共有したいという想いから、一緒に寝たいという方が多いのも、とても理解できます。
たとえ夜中に何度も起こされようとも、寝る場所がなくなろうとも、愛するペットたちに触れて寝たいんですよね。
正しい知識と適切な対処を理解しておくことが大切です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!!