猫と暮らしていると、猫の鼻が濡れていて「鼻水かな?」と感じたことはありませんか?

まつごろう王国の猫たちも、よく透明でサラサラした鼻水を少量垂らしていて心配になることがありました。
「鼻が濡れているけど、コレって鼻水?」
「風邪かな?病院に連れていくべき?」
「ちょっと鼻水が垂れてるけど、このくらい大丈夫か。」
猫はもともと、鼻が少し湿っているのが通常なので、病院に連れていくべきか判断が難しい場合もありますよね。
一方で、アレルギー・猫風邪・鼻炎などの病気の症状として現れている可能性も…。
放っておいたら命の危険に関わる重大な病気が隠れている危険性もあるのです。
本記事では、猫の鼻水の状態からわかる危険度や対処法についてご紹介します。
- 猫の鼻水について知識を深めたい人
- 飼い猫が鼻水を出していて心配な人
- 猫を飼い始めて間もない初心者
猫の鼻水について
まずは、猫の鼻について知識を深めていきましょう。
そもそも猫の鼻はもともと濡れている
実は、猫の鼻はもともと少し湿った状態が通常なんです。
猫の鼻が濡れている理由は以下の通り。
- ニオイの分子をキャッチしやすくするため(猫の嗅覚は人間の数万〜10万倍)
- 温度を感知しやすくするため(鼻でわずか0.5度の温度差を感じることができる)
- 温度を感知して、風向きを知るため
- ウィルスや細菌をブロックするため
猫の鼻を湿らせておくことで、ニオイ・温度・風向きなど、さまざまな情報をキャッチすることができます。
さらに、感染予防もできる優れた機能を持っているのです。
一方で、猫の鼻が乾いている時もあります。

寝ている時や寝起きはだいたい乾いてるよ。
寝ている時や寝起きは、鼻を濡らす分泌液があまり分泌されないため、乾いた状態に。
ですが、しっかりと覚醒している時に、乾いた状態が続く場合は体調不良の可能性があります。
いつもと様子が違うなと感じたら、動物病院で診てもらいましょう。


猫の「鼻の湿り」と「鼻水」の見分け方
活動中は、鼻が湿った状態が正常です。
では、常に鼻が湿っているのなら、通常の「鼻の湿り」と異常事態の「鼻水」はどうやって見分けたら良いのでしょうか?
飼い猫に以下のような状態が見られたら、異常事態の「鼻水」である可能性が高いと思われます。
- 普段よりも鼻が濡れている状態が長期間つづく
- 寝ている時も鼻が濡れている
- 明らかに鼻水のような水分が多く出ている
- 鼻周りがグジュグジュになっている
- 鼻水が詰まってフガフガと息が苦しそうにしている
- 鼻水と合わせて、クシャミや咳、下痢などの症状が出ている

普段から飼い猫の鼻をよく観察しておくことが大切ですね。
猫の鼻水の原因として考えられる病気
猫の鼻水の原因として考えられる病気はたくさんあります。
アレルギーや猫風邪、鼻炎、細菌性の感染症、肺炎、鼻腔内腫瘍などさまざま。
場合によっては人間や犬にも移る感染症や、命に関わる病気が原因として隠れている可能性も…。

鼻水が垂れているくらい大丈夫か。なんて放っておいたら危険ですね。

猫の鼻水が出ていた時の対処法
飼い猫が異常事態の鼻水を垂らしてしたときの対処法は、以下の通りです。
- 猫の鼻水の状態をチェックする
- 猫の鼻水と合わせて起きている体の症状をチェックする
- いつもと様子が違うと感じたら、迷わず動物病院へGO
猫の鼻水の状態をチェックする
まずは、猫の鼻水の色、粘度、血が混ざっていないか?などをよく観察。
病気でなくても鼻水が出ることはあります。その場合は通常透明でサラサラしています。一方で病気にかかった時には、色や粘度が変化することが多いです。どう変わったのかは、獣医師の病気の診断をするうえでも重要なので、しっかり観察しておきましょう。
猫の鼻水は危ない? 知っておきたい猫の鼻水の原因と対策
鼻水が詰まって苦しそうにしている場合は、ティッシュやウエットティッシュなどで優しく拭き取ってあげましょう。
動物病院で診てもらうときのことを考えて、鼻水の状態をスマホで撮影しておくと◎。
猫の鼻水と合わせて起きている体の症状をチェックする
猫の鼻水の状態をよく観察した後は、鼻水と合わせて体に異変が起きていないかもチェック!
下記のようなことを特に注意して観察してみましょう。
- クシャミ、咳はないか?
- 熱はないか?
- 目ヤニは出てないか?
- 便の状態は正常か?(下痢や便秘、血便など)
- 嘔吐はないか?
- 体に傷やシコリなど異変はないか?
- 元気はあるか?
- 鳴き方や触った時の反応はいつも通りか?
この場合も、必要があれば携帯やスマホで画像や動画に撮ったり、メモを取っておいたりしておくと動物病院で説明するときにスムーズですね。
いつもと様子が違うと感じたら、迷わず動物病院へGO
猫の鼻水は放置しておくと、とんでもない危険な病気が隠れている可能性もあります。
異常事態の「鼻水」が出て、いつもと様子がおかしい!と感じたら、迷わず動物病院で診てもらいましょう。



猫の鼻水からわかる危険度と対処法|まとめ
本記事では、猫の鼻水の状態からわかる危険度や対処法についてご紹介しました。
人間の場合、鼻水程度の風邪で病院には行かない人がほとんどでしょう。
しかし、猫の場合はちょっとした鼻水にも危険が隠れている可能性があります。
いつもと様子が違うと感じたら、迷わず動物病院へ行きましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!!